目黒川と山手線に挟まれた、目黒川へ下る崖線の斜面に建つ、昭和46年築のヴィンテージマンション、「パビヨン目黒」です。一度来たいと思っていたマンションなだけに、心躍る取材になりました。
目黒雅叙園に抜ける行人坂、飲食店が立ち並ぶ権之助坂、恵比寿から自衛隊駐屯地横を走る茶屋坂など、目黒は目黒川へ下っていく雰囲気のある坂が多いことでも有名ですね。パピヨン目黒の目の前も、見上げるような急な坂です。あまりにも急なせいか、途中に2カ所の休憩スペースがある不思議な坂道です。
鉄平石や大谷石、隙間から苔が生えた矢羽積の擁壁に挟まれた、細い路地のような坂道も多く、坂好きや路地好きにはたまらない町です。
この崖線沿いは、ヴィンテージマンションの多い地域でもあります。以前にもガレージ賃貸で紹介しました目黒台マンションやシャンボール第2目黒、マンション目黒苑、パレス三條はすぐご近所。茶屋坂の方に向かえば、目黒台マンションや、ガーデン目黒もこの並び。
メインエントランスは坂の中腹にあり、目黒川方面に目を向けると、夕日がきれいに見えました。斜面に建つマンションならではの眺望です。
昭和40年代のマンションによく見かける、塔屋のあるデザイン。階段室とエレベータホールを兼ねているこの塔屋は、均等に丸い窓が開けられ当時としては近未来的なデザインだったのでしょう。内部の階段室も凝っています。隅を切った吹き寄せ階段に、台形に切り落とした木の手摺、丸窓と合わせた円形の表示板、ちょっとしたことですが、天井の角がアールにしてありました。この年代の階段室って、細かい意匠にも気遣いが感じられます。
お部屋は、南北に窓があり風が抜ける3LDK。
部屋のほぼ中心に浴室などの水回りがあり、それを回り込むように廊下が造られています。洗面室へは、廊下からではなく、リビングからという珍しい動線。
キッチンは、北側のバルコニーに沿って6帖の広さを確保しています。
リビングを挟んで、南側には、6帖の和室と12帖の洋室の2間。前面は戸建だったのがこれからマンションが建つようです。5階建てとのことなので、7階のこのお部屋には日照等の影響はなさそうですが、風景が変わるのは寂しいですね。
90平米の広々とした空間ですが、一般的ではない間取りですので、慣れるまでは少し工夫が必要かもしれません。
※ペット飼育可
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目黒区 山手線 南北線
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