昭和37年築、神田川を眼下に望む、文京区関口の高台に建つヴィンテージマンション、目白台ハウス4階のお部屋です。
ずっと見たいと思いつつも、なかなか都合がつかず、やっと取材できた大好きなヴィンテージマンション。
最寄り駅の江戸川橋駅から椿山荘へ向かう住宅街の、緩やかなカーブを描く坂道を上ったところに目白台ハウスは建っています。この辺りはかつて、公爵山縣有朋など、多くの華族・財界人が居を構えていた邸宅街。椿山荘や新江戸川公園等として、町並みを残しています。
ちょっと沈んだオリーブ色と山吹、白の3色に彩られた建物は、見る場所によって表情を変えます。
神田川沿いの江戸川公園から見える、石垣と木々の隙間から顔を出す、青い空を背景にした幾層もの白いバルコニーも好きですが、敷地の入り口から見る、きれいに刈り込まれた植栽とオリーブ色のタイル貼りの壁に明朝体の「目白台ハウス」の文字も、レトロ感があふれていて好みです。
エントランスホールは増築したのでしょうか、建物からせり出すように造られ、管理室とホール、集合ポストになっています。(※後日管理人さんとの立ち話で聞いたところ、新築時からのようです。)
建物に入る前にワンクッションあって、よい雰囲気です。昭和37年築ですがオートロック付きです。
エレベーターホールにはミッドセンチュリーのソファが。木の手摺の折り返し階段や窓のある廊下に、通っていた小学校を思い出しました。すべてが広めでゆったりと造られています。何回か大規模修繕も行っているとは思いますが、建物の良いところを残していて、住んでいる人も、この建物が好きなんだろうなって想像してしまいます。
折り返し階段の木の手摺やエレベータホール、共用廊下に、かつて通った小学校を思い出しました。
外観や内装、環境にこだわりが見られる、いい時代のマンションです。
お部屋は平成22年にフルリフォーム済み。
目白台ハウスは、上田実さんが集合住宅の建築遺産について記録した、「集合住宅物語」(2004年 みすず書房)にもありますので、是非ご一読ください。
目白台ハウスはゼロアパのいいっマンションでも紹介しています。
地下にランドリールームがあります。
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目白台 江戸川橋 有楽町線 関口
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