物件は行って実際に見てみるまでは分からない。
本当にそう思います。
大井町線「上野毛駅」から歩いて7分。駅からは環八を北上し、途中右折したすぐの立地です。環八に近く駅までのルートも魅力的ではなさそうだし、庭付きといっても、戸建ではなく長屋形式のテラスハウス。たまたま近くに魅力的なヴィンテージマンションが出たので、ついでといっては何ですが、そんな感じで取材に行ってきた物件です。
やっぱり行ってみないと分かりませんね。よかったです。
先に感想を言ってしまいますと、窓や障子を上手に使い、風通しや自然光の採り入れ方についてよく考えられた、ある意味機能的な家です。
片流れ屋根に吹付の白い外壁、2階建て2戸横並びの長屋の、奥のお部屋です。
まず玄関で感じた事。
玄関ドアとその奥にあるリビングへのドアには、上部に採光窓が据え付けられ、連続する採光窓が、暗くなりがちなスペースへ自然な光を上手く採りこんでいます。
また、リビングドアの脇には、障子の地窓があり、これまた暗く閉鎖的になりがちな廊下を、ほのかに明るく柔らかい印象に変えています。
リビングに入りまず目が行くのは、正面の専用庭の緑。約38平米(約23帖)の広さがあるそうです。
お隣さんとの境界には板塀が、お向かいの建物の間には2本の白樺が、それぞれからの目線を上手く隠していました。
リビングと庭の間には、縁側(手摺付きでカントリー風でもあるので、ウッドテラスと言った方がしっくりくるかもしれません)があり、スイングベンチなんて置いてみたい雰囲気です。屋根付きですので、お天気はお構いなし。
リビングの横には、3畳の小上がりがありました。雨や雪の日なんかは、ここからの景色は風情がありそうです。3畳という広さも、炬燵がちょうどよく似合いそうな広さですね。
2階は6帖と4.5帖の洋室が2間。4.5帖のお部屋には、階段側に障子がついています。階段越しの窓からは庭の白樺の緑がのぞき、なんだか見入ってしまいました。自然光の採り入れ方が、本当によく考えられています。
天井は屋根の形状に合わせて傾斜していましたが、低いところでも、ちゃんと立てる高さはあります。ただ、小屋裏がないため、夏は暑いと思います。そう考えると、障子や窓の配置も、自然光の採り入れのためだけではなく、風通しのことも考えてのことかもしれません。
夏をもってむねとした住宅なのかもしれませんね。
各戸の前に庭を配し、日本住宅公団のデザインを意識しているのかなとも思ってしまいました。大げさかな(笑)
※ペット飼育可(飼育の場合は敷金が2ヶ月になり、1ヶ月分は償却となります。)
※敷地内に2台分の駐車場スペースがあります。月額15,000円/台で利用できます。
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上野毛 世田谷区 大井町線
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