昭和42年築、4階建てと7階建ての2棟から成るヴィンテージマンション、富士見ハイム。
2棟の間には芝生の中庭があり、桜やケヤキが植えられています。最近は昭和40年代や50年代初頭のマンションを見に行くことが多いのですが、この時代のマンションは敷地が広く、余白がうまく作られていて落ち着きます。
中野富士見町駅からは、改札前の道を左にいき、一本目の角を左折してまっすぐ。
途中から昔は農道だったと思しき細く緩いカーブの道になります。民家の生垣から伸びる木々と、徐々に顔を出す富士見ハイツのクリーム色の壁がまた何とも言えない風情を醸し出しています。
このお部屋は、7階建ての最上階。野沢ハイムや馬事公苑前ハイムなど、昭和40年代のマンションによく見られるスキップフロア型で、廊下階と非廊下階があり、玄関は廊下階に並んでいます。6階に玄関があり、居室へは室内階段を上っていきます。普通の直方体ではなく、ちょっとカーブしている面白い造りです。
玄関ドアはもちろん内開き&覗き窓付き。お約束の採光窓はドアの上でなく横にありました。間口が広く、土間と玄関ホールが横並びになっているので、買い物帰りに両脇に荷物を置いて「よっこいしょ」って腰を掛けられるだけのスペースがあります。これは結構嬉しいかも。
土間のタイルは元々のデザインなのか、リフォーム時に替えたものなのかは分かりませんが、かすれた感じが合っています。
L字に上っていく室内階段は、手摺が木でいい感じです。
上階の階段ホールの隅に作られた手摺で区切られた空間てなんて言うんでしょう?特に何かがあるわけでもないし置いたらゴチャっとしてしまいそうな狭い空間ですが、心躍ります。
階段を上ると右手にリビング、左手に寝室、正面に洗面室のセンターインタイプの間取りです。センターインタイプは、来客時にプライベートな部分を見られなくて独立性が高くてよいですね。
室内ドアは白緑いろでしょうか、淡い緑に塗られ、洗面室のドアはチェッカーガラス入りです。そういえば山手のブラフ18番館の室内扉も同じような色だったような。
キッチンには、4つの調味料ケース。さすがに新築時のものではないと思いますが、塩、砂糖、味の素とあとはなんだ?銭湯にありそうなピンクのタイルも印象的です。
和室の間口の広い押入れと床の間、北側の洋室のシステム収納、それぞれの空間が広めで使い勝手が良さそうです。
いろいろ物件を見ていますが、フルリノベーションではなく、敢えて程よく残してくれている室内を見ると嬉しくなります。
※敷地内駐車場有り(月額20,000円)
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