※写真は前回のものです
旧逓信省簡易保険局、三井倶楽部、イタリア大使館、慶應義塾図書館など、洋館や近代建築の散在する三田。
かつては、桂邸(旧シャトー三田)、松方邸(イタリア大使館)、三井邸(三井倶楽部)、蜂須賀邸(オーストラリア大使館)、澁澤邸(三田共用会議所)、徳川邸(慶応義塾女子高校)といった財界人の邸宅が軒を並べていた三田。現在でも緑が覆う石垣に挟まれた道が点在し、歴史を感じる風格のある町並みを残しています。
そんな三田にある昭和41年築のヴィンテージマンション、三田マンションの賃貸居室です。
昭和41年というと、東京オリンピックの2年後。ヴィンテージマンションでは、日本信販のコーポラスシリーズに続き、黒川建設のシャトーシリーズや秀和の秀和シリーズ、東京コープのコープシリーズなど、意匠を凝らした雰囲気のあるマンションが多いですね。
三田マンションもそんな時代に建てられた、ヴィンテージマンションのひとつです。
割肌の石垣に鉄平石の塀そこから顔を出す、きれいに刈り込まれた植栽。
建物の印象に強い影響を与える開口は、少しだけせり出したインナーバルコニー。コンクリートの手摺と、透かしのように等間隔で連続する手摺と脚の隙間も、シンプルですが、高いデザイン性を感じます。
1階は一部がピロティになっていて、エントランスは車寄せのあるホテルのような造りです。
24時間警備会社のスタッフが常駐していて、入居者以外の入館を厳しくチェックしています。取材時もいろいろと聞かれました。入居者の立場になってみるとセキュリティについては安心できそうです。
平成10年に耐震補強工事も行ったようです。
お部屋は6階に。高台になっている東側ですので、実際よりも高く感じました。
内装は、ちょこちょこ手を加えている箇所もあるようですが、大きくは変更していないようです。和室の地窓とそれを覆う廊下の格子、ディバイダーになっている食器棚、リビングの光天井など、それぞれの年代の流行を取り入れています。
お風呂や洗面台、キッチンなどの水回りは比較的新しく、使いやすそうでした。ちょっと使いにくそうに感じたのは、浴室の脱衣スペースにトイレがあったこと。洗面所が広いので、ここを兼用すればよいのですが、トイレからお風呂に入る感じがして、少し違和感がありました。
※ペット不可
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